約束の小望月
2013.09.18
およそ三月前、撮影会の参加申し込みをして今日の日を心から楽しみにしていた富士山と小望月の撮影。病に倒れて入院し、全ての予定を中止しながらもこの撮影会だけはキャンセルせずに闘病の励みとしていたが、夢叶わず先月20日に他界してしまった。今日は娘と二人、遺影を携えての小望月の撮影となった。
日没前の富士山 午後5時52分山頂の稜線に月が昇り始め約3分で十五夜前日の月齢12.6の月が姿を現した。
「パール富士」とはよく言ったものだと思う。
「やっちゃん、夢を見たよ。小望月の撮影の夢。大成功だったよ。」
亡くなる数日前、見舞いに来た私を見とめて苦しい酸素マスクの下で嬉しそうに話していた姿が忘れられない。 夢の中の撮影会で私より一足先に小望月撮影の夢を叶えた義父はいったいどんな小望月を撮影したのだろうか。
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