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2014年12月

厳冬の八ヶ岳

2014.12.22-23

「雪山一泊できますか?」というヒロヒサ君の誘いをきっかけにして冬の八ヶ岳へ行ってきました。入山時は時折小雪の舞う生憎の空模様で八ヶ岳はガスの中。美濃戸の駐車場から雪深い柳川南沢を行者小屋へ向かう。Dsc06255途中、下山する登山者からの情報で稜線はかなりの強風らしく文三郎道を上がった彼らは登山を断念したという。この時点で私たちも文三郎道から赤岳経由を変更し、地蔵尾根から直接今日の宿泊小屋 赤岳展望荘へ向かうことになった。

行者小屋は冬季閉鎖中。ここで冬山装備に身を固めるがかなりの低温で指の感覚が無くなり凍傷の二文字が頭をよぎる。Img_1009しっかりとトレースのついた樹林帯を登り、森林限界を抜けると予想通りの強風で先行者のトレースが消失。視界もきかずルートを見失いそうになるがほんの一瞬小屋のシルエットが目に入りほっとする。地蔵の頭に出ると更に風が強くなり真っすぐ歩くことが出来ないほどだ。Img_1010赤岳展望荘 小屋の存在が今日ほどありがたく思えたことはなかった。Img_1018_2今日の宿泊は私たちを含めた3パーティ5人のみ。チェックインを済ませるとお茶とコーヒー、お汁粉と杏仁フルーツ食べ放題飲み放題のサービス。装備を解くよりも前に冷え切って疲れた体を温めることが出来た。

小屋内の快適な環境とは裏腹に、夜半にかけて一段と強さを増した風雪は絶え間なく吹き荒れて小屋を震わせていた。暖かな寝具の中で明日の行動をどうするか思いを巡らすうちに眠りに就いたようだった。

翌朝遅く、ガスの切れ間に太陽の輪郭を見て出発を決意。仕度をして小屋の外に出ると素晴らしい景色が待っていた。横岳の通過に多少の不安があったので赤岳を登り文三郎道で下山するつもりでいたが、昨日私たちと行程を同じくしていた単独行の男性が、横岳にトレースがあるという情報を小屋番さんから得たとのことで横岳へ行くという。もう迷うことはない。私たちも横岳通過が今回の行程のハイライトだったから。

赤岳展望荘と赤岳Img_1056横岳 トレースが確認出来るImg_1035_2地蔵の頭から雪煙をあげる赤岳Img_1067二十三夜峰付近のトラバースとヒロヒサ君Img_1084鉾岳の鎖場から三叉峰と横岳。Img_1105三叉峰から赤岳、阿弥陀岳Img_1153横岳山頂Img_1170駄々広い硫黄岳山頂 寒気と強風に体が煽られるImg_1216赤岩の頭下の樹間から白い大同心Img_1242さらに横岳一望Img_1247鉱泉より横岳
Img_1263白い岩稜が紺碧の青空に映えて美しく、いつまでも眺めて居たい思いに駆られながら鉱泉を後に下山しました。記憶に残る数少ない山旅のひとつになりました。

竜ヶ岳 ダイヤモンド富士

2014.12.14

麓の駐車場からそれほど距離がなく、富士山を間近に望める展望の山として以前から登ってみたかった竜ヶ岳。しかもヒロヒサ君の話ではなんとこの時期ダイヤモンド富士が観られるというのだから迷うことはない。登山者駐車場でヒロヒサ君等と待ち合わせし真っ暗の中をランプを頼りに登山を開始。Img_0678目指す竜ヶ岳に先行者のランプの灯り。Img_06801時間15分程で山頂。雪煙が輝きだすと日の出は近い。Img_0731そして待ちに待ったダイヤモンド富士の瞬間。Img_0791竜ヶ岳山頂。大勢の登山者とカメラマンが日の出を迎えたが30分後には私たちだけになった。Img_0901静寂の中の富士山。Img_091210時には下山してしまったのでこんな所に寄り道して帰りました。Img_0955

裏妙義 丁須の頭

2014.11.24

 私とヒロヒサ君夫妻、Becker君、高橋さん、武藤さんの六人で裏妙義へ行ってきました。この山域で「御岳コース」だけが未走破なのだそうで、せっかくだからこの機会に丁須の頭に登ってみたいという希望もあってザイルを持参しました。

御岳山から丁須の頭Img_0413丁須の頭下Img_0428安全のためにP1190945先に登ってビレイの準備P1190951畳二畳程の頂上Img_0435眺めは最高Img_0434_2アルペン的な風景Img_0433緊張の面持ちで登った後は安堵の笑顔で集合写真。Img_0440スリルを満喫して皆さん大満足の登山だったようです。

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